こんにちは、NPC横浜戸塚 飛鳥井です。
今回は、横浜戸塚移転直前に作業させて頂いた《RB26エンジンオーバーホール》のご紹介です。
H様所有のBNR34 GT-R 走行距離117,159km 平成13年3月登録のお車です。
これからも末永く乗りたいとのご要望でエンジンオーバーホールを決断しご入庫頂きました。
H様は細目にエンジンオイル交換やメンテナンスをしっかりされているユーザー様です。
日頃のメンテナンスや走行距離から考えてエンジンオーバーホールといってもガスケット類、メタル類、ピストンリング等の消耗品といえる部品交換や各部の調整で済むのではないかとの推測のもとスタート。
目視では綺麗で良好です。
そして、まずは腰下の各部を採寸。
シリンダーブロックを採寸すると消耗限度値OK。
楕円度限度(XY方向寸法差)0.015mmのところ0.03と限度値NGの為、ボーリング&OSピストン交換することに。
ダミーヘッド付きシリンダーボーリング(86.5φ)&0.5mmOSピストンに交換。
各メタル交換。
XY寸法差 最大で0.003mm。
ピストンクリアランス0.04±0.001mm。
ピストン寸法に合わせて各気筒加工。
続いてシリンダーヘッド廻りの点検及び各部採寸。
見た目は腰下同様良好なのですが、、
バルブガイドすき間点検したところ限度値0.1mmのところ0.3mmと大きくNG。
各バルブガイド入れ替え(リーマ仕上げ)
シートカット&セット長合わせ。
バルブすり合わせ。
ヘッド下面修正研磨0.055mm
ウォーターポンプ、オイルポンプ、タイミングベルト交換。
東名ポンカムタイプR装着。タペット調整。
ターボは経年劣化からNISMO R3に換装。
ロッカーカバー他はグレーの結晶塗装施工させて頂きました。
H様 GT-Rと共に末永くカーライフをお楽しみください。
コメントを投稿するにはログインしてください。