NISMO R3エンジンのサーキット走行(NPC東京)

NPC東京 小山です

みなさん

GW 楽しまれましたか??

前回 アップした

NPC東京 ドライビングレッスン

この中に登場する この銀色の V-Spec2 は

NISMO R3エンジンを 搭載しています

富士ショートに 行った事が ある人は

ご存じだと 思いますが

富士ショートは

ピットから ほぼ 1周 見る事が出来ます

というワケで

当日 ボクが 見ていた

NISMO R3エンジンの 性能がどうだったのか

追記として 書いてみたいと思います

乗っている オーナーさんは

サーキット走行は この日が 初めて

正真正銘の 初心者だったんですが

とにかく 速度が 速かったんですよ(スピード)

富士ショートの 最終コーナーは

速度を 乗せすぎると 即アンダーステアで

曲がらずに アウト側へ 行ってしまうので

減速が 大事なんですが

しっかりと 減速しすぎると

当然 立ち上がりスピードが 足んないワケです

ここに

このショートを 速く走るための

テクニックというモノが 必要で

こうした サーキットに準じた テクというのは

どの サーキットにも あるもんです

初心者の オーナーさんには

富士ショートを 速く走るための 技術とか

そんなんは 当然 ありませんが

立ち上がりから 1コーナーまでの 速度が

とにかく 速く

明らかに R3エンジンの 性能によるものなんですよ

一緒の枠で 走行していた

こちらも 初心者の M-Spec

エンジンの仕様は スポーツリセッティングのみ

いわゆる ノーマルタービンの

ブーストアップ仕様ですね

こっちは タービンが

スタンダードの セラミックターボなんで

立ち上がりから ブーストが掛かります

R3タービンと 比較すると

34スタンダードタービンは 小さいんで

下から 回りやすいという 特性も あります

だとすると

短い直線での 速度の乗りというのは

ノーマルタービンの方が 有利なんですが

R3エンジン車両は

M-Spec よりも

圧倒的に 下からの加速速度が速いんです!!

しっかりと 減速した所から アクセルを踏み

まずは 35インジェクターが

トルクで クルマを 押し出します

それと 同時に R3タービンの 過給が始まり

レスポンスに優れた カムや 35エアフロが

R3タービンの 過給速度を上げ

一気に 爆発するかのような 加速を魅せるわけです

一般的に ビックタービンというのは

ターボラグが 発生しやすく

最大の 加速力は 凄いんですけども

下からは アクセル 開けただけでは

なかなか加速しなかったりするんですよ

それが この加速力!!!

すでに R3エンジンが 速い事は

よく分かっていたつもりでしたが

よもや

MY24 GTR-NISMO 並みの加速力を

見せつけられるとは

思いもしませんでした(当日一緒に24NISMOも走ってた)

V-Spec2 オーナーは NISMO R3

M-Spec オーナーは NISMO R4 (現在作業中)と

なる予定ですので

サーキットデビューが 同期の 34Rの2台です

NISMO R3エンジンの 話題ですので

NPCブログの方に あえて書きますが

NISMO R1エンジンの 時代

サーキットに 行くと

GT2530タービンや T517Zターボなどの

より ビッグタービン車が ゴロゴロしており

最大パワーでは 負ける事も 多々ありました

こんな 話が 当時はあっちこっちで 言われてましたが

これらの 話には 大事な部分が 抜けており(ワザと)

車検に通る車なのかどうか?という 所なんです

当時 車検に通るセッティングという 事であれば

おそらくは R1は 最速エンジンの 1つでした

NISMO R2エンジンの 時代

R35GT-R という

身内から 最大のライバルが 出現します

RB26の弱点である 低速域の加速と

BNR34の 多段TMの 弱点を 克服した

3800cc+DCTを搭載

R35GTRと 同等のタイムを 目指すべく

R2エンジンが 開発されます

個人的な 感想として

R2エンジンの 方向性は

R35GTRと 同じような フィーリングと感じ

これならば まだまだ進化している

GTR-NISMOも 選択肢に 入るかな・・

とも 思いました

そして 今回の NISMO R3エンジン

R3には R3にしか 感じられない世界があり

スカイラインGTRの 新たなドアを 開けたと感じました

アクセルを どこから開けても

即トルクが 出ながらも 鋭いレスポンスを みせる

35パーツの 使い方や

ためてから 一気に爆発する 新型 R3ターボ

それらを 調和させる

NISMOの バルブタイミングや 加工技術

そして エンジンセッティングの 妙(みょう)が

この 素晴らしい

ニスモコンプリートエンジンを 作り出しました

その速さは

サーキットでも 遺憾なく発揮される事が

今回 良く分かりました

これだけの 速さを 見せるのであれば

やはり

オイルクーラーやエアロバンパーは必須だし

大型ブレーキも 必須だと思います

この V2は

オーナーさんの 希望で R3以前に

そうした個所には 手を入れてありました

これから R3を 検討していくオーナーさんは

それだけの 高性能と 思っておいて下さい

サーキットでの NISMO R3 エンジンは

間違いなく 楽しい

珠玉の RB26だと 思いますよ!\(^o^)/