E52 インパルECMから ニスモスポリセへ

こんにちは!

プリンス東京 モータースポーツ室 小山です (^^)

本日は

ニスモ 30周年記念キャンペーンを 利用して

スポーツリセッティングの 施工を 行った

E52 エルグランドの

ちょっと 変わった ケースを アップしてみたいと 思います^^

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今回 作業しましたのは PNE52 (3.5L 4WD) エルグランド。

この エルグランドには すでに

インパル製の エクストラパワーキット(コンピューターキット) が

装着されておりました。

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もともと ニスモファンだった オーナーさん でしたが

当時 ニスモ スポーツリセッティングの 設定が 無かった事。

そして ニスモ ショップに 行く きっかけも 無かった ため

ディーラーにて 購入が 可能だった インパル製品を 取付されました。

 

ここで ちょっと 余談なんですが

 

NPC (ニスモパフォーマンスセンター) として 再編されてから

実は こうして 今まで 来店する きっかけを 作れなかった

お客様の 来店率が 増えております (^^)

 

これは 多分

 

ニスモ ロードカー シリーズが 販売されるようになり

そうした 車種も NPCが 積極的に 関係している ことで

ニスモが 持つ レーシングテクノロジーが Zや GTR以外にも

きちんと フィードバック出来ること。 (新車購入後です)

 

そして 実は スポーツカー以外の 日産車オーナーさんたちも

ニスモの レーシングテクノロジーに 対する 要求があること。

 

それらが NPC への 再編と 同時に

新しい 期待となって

足を 運んでくれる きっかけに なってるんだと 思います^^

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インパル製の エクストラパワーキットの 特徴は

ビッグスロットルが セットと なっている ところです。

 

ですので ニスモ スポーツリセッティングを 施工する為には

スロットルを ノーマルに 戻す必要があります。

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せっかく 純正に 戻すので

インパル製 ビッグスロットルと 純正スロットルとの 比較をして みました。

 

あくまで パッと見で 分かる 範囲で ですが

まずは この ドライバーで 示している あたり

ここに 純正スロットルには 段差が あるのに 対して

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インパル製は 段差を キレイに 研磨して あります。

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そして スロットルの バタフライには

スロットル専用の 特殊な グリスが 塗布されて いますね。

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こっちは 純正の スロットル バタフライ部です。

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こうした スロットル加工は

エンジンセッティングに 影響を 与えますので

純正に 戻さないと スポーツリセッティングとの 適合は しません。

 

純正スロットルに 戻した のちに

いよいよ スポーツ リセッティング 仕様へと 作業していきます!

 

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作業が 完成しましたので

早速 テストドライブを してみました (^^)

 

では ここで

エルグランド スポーツリセッティングの 特徴を 書いてみたいと 思います。

 

まず ニスモ スポリセには

 

ビッグスロットルは 付いていません (笑)

 

そうした チューニングパーツが 付いていない 代わりに

純正の モード 切替スイッチを 使った

走行状況に 合わせた

セッティング 変更が 可能となっています (^^)

 

これは E52には ECOモード という 機能が 装備 されているんですが

その ECO モードを 利用して

ECO モード時には 純正セッティング仕様

ECO モード以外の 標準状態では ニスモセッティング仕様 と

 

2通りの セッティングを 使い分ける 事が 出来る様に なります。

 

残念ながら ECO モードは 無くなっちゃってる と 思われますが (笑)

 

パワーや レスポンスは そんなに 必要が ない 走行状況では ECOモード

キングオブ ワゴンの エルグランド ならではの 走りを 楽しむなら 標準モード と

手元の スイッチ 一つで クルマの 動きが まったく 変わります (^^)

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こうした セッティング 変更が 可能と なるのは

スロットル加工が 入らない からこその ニスモ スポリセの 最大の 特徴でしょうね!

 

では 最後に

 

オーナーさんから インプレッションを メールで 頂きましたので

参考までに 転載しておきます (^^)

 

こんにちは。
今日はお世話になりました。
早々ですが、ニスモのスポリセに変更後、
いつもどうりにアクセルを踏んだ瞬間に
以前のECUと出だしが力強く違うと実感致しました。
アクセルに足を軽く添えてる感じなのに車がどんどん加速して行く感じです。

中低速域で欲しいパワーが即座に出て車が今までよりも軽く感じました。
IMPULでも充分パワフルでしたが、ニスモはその上をいきますね。
 
燃費ですが

行きと同じルートを通り、帰りの燃費計は亀戸から自宅まで6.3km
行きは確か5.9~6.0Kmだったと思います。

アクセル開度もいままでの半分って言う感じで、燃費も多少良くなった印象です。
説明下手で申し訳ありませんが、自分が感じた感想です。
との ことでした (^^)
オーナーさんが 言われている とおり
E52用 ニスモ スポリセの 美点はと いうと
出足での 車格を 裏切らない 絶妙な 加速感と レスポンス
そして アクセルを 踏み続けた ときの 伸びやかさだと 思います。
こうした ニスモ ならではの セッティングは
決して その 車種の 格を 落とすような フィーリングには ならないんですよ。
そこに 日産ワークス ならではの 意思 みたいな モノを 感じます^^
インパルも
ただ コンピューターの セッティングを 変えて いるだけでは なく
こうした ビッグスロットルとの セットに する事で
とても 特徴的な 魅力ある 商品と なっています。
果たして どちらの方が いいのか
日産ファンには
なかなか 悩ましい 選択肢ですが (笑)
選択肢が 多いと いうのは
その 車種が 魅力的だと いう事の 裏返しだと 思います (^^)
E52 エルグランドで
スポリセ 導入に 悩んでいる オーナーさんは
あの レスポンスと 滑らかな フィーリングも 知らないと いう 事ですから
ちょっと もったいないかな~ とも  思いますね (笑)

小山 在