3月の寒さから一転、桜の季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は最近ご注文頂く事が増えたエクストレイル用パーツのご紹介です。
・フロントリップスポイラー
ダウンフォースを高め、高速走行時の走行性能に寄与するエアロデザインが、スポーツマインドを刺激するリップスポイラーです。空力観点からアリアNISMO・スカイラインNISMOなど近年のNISMOロードカー純正バンパー下端に準ずる形状となっています。写真のようにGグレードにも装着可能です。



前方と下方向への拡大度合は写真を参考にしてください。
一般的な車両にリップスポイラー追加するとアプローチアングルが非常に小さくなり常に段差や縁石への干渉に気を使わなくてはいけませんが、エクストレイルはその度合いが少なくて済む事も人気要素の1つだと思います。
エアロパーツの話題ですので、空力関連の小話をひとつ。

最近、フロントバンパーサイドに上写真のようなエアカーテンを設計している車両が増えましたね。こちらはフロントホイールハウス内側から外側へ向かう空気の流れを作り、フロントホイールハウス内への風の巻き込みを減らし空気抵抗を下げる効果があります。(フロントホイールハウスへ空気がたくさん入る状態というのは、傘を前方に開いて走るような状態をイメージしていただくといかに抵抗が大きいか想像できるかと思います。)
リップスポイラー装着によりフロントバンパー下からフロントホイールハウス内へ巻き上がる空気量が抑えられますので、エアカーテンの機能をさらに活かす事が出来ると思います。
※R35GT-Rはエアカーテン方式を採用していませんが、ホイールハウス内プロテクタにバンパー内やエンジンルーム内から外側へ向けたダクトが多数開いており、しっかり外側へ空気を抜く設計となっています。さらにボディサイドからの空気の巻き込みを減らす為にバンパー形状だけでなくホイールインセットやホイール形状に至るまでありとあらゆる要素を緻密に設計して空気抵抗問題を改善(ダウンフォースと両立)しています。
一見関連がないように見えますが、実はR35GT-Rの知見がしっかり一般車にも活かされてきた事が日産車の魅力の1つだと思います。
次回はe-Powerシステムとスポーツマフラーについてのお話になります。その2をお楽しみに。



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