NISSAN MECHANIC CHALLENGEに参加してまいりました!NPC松戸の齊藤です。
NPC神奈川の吉原さんやプリンス神奈川のやまださんのブログで既に出ちゃってますが(更新早い!)ついに?本人登場です 笑
略してメカチャレなんて言ってます。目的や概要は既にご存知かと思いますが(ご存知ない方はこちらで)実際にどんな事をしているのかご紹介いたします!
2日間ファクトリーでの整備作業、サーキットへ移動&設営1日、準備&車検で1日、予選、決勝というスケジュールでして・・・
まず基本中の基本は清掃から、という事でホイールの清掃。
一言で清掃といっても・汚れ落とし・バランスウェイト剥がし・空気圧センサーのチェック・オイルストーンを使用してのハブ面の清掃と盛りだくさん。参加するラウンドによって本数は変わってくると思いますが、一人2セット(8本)位は清掃したでしょうか。
次にアライメントの調整作業です。さすがにレース直前なので他の部分はほぼ仕上がっている状態だと思うのですが、アライメント測定&調整はファンクトリーから予選まで何度実施したことでしょうか。車高とキャンバー、トーインが主な測定&調整箇所でした。
サーキットのピット内でも測定&調整する為、据え置き型のアライメントテスターは使用しません。
水平出しした定番の上にコーナーウェイトゲージを置き、タイヤの代わりにアタッチメントを取り付けて設置させます。このアタッチメントでキャンバー角やトーインを測定いたします。
アナログな測定方法ですが追い込む精度はかなり高いです。さすがフルピロ♪
サーキットに移動してからはピット内の設営です。床に敷くブロック状のマットやパーテーション&照明、ピット裏のテント等々、的確な指示の元、組み立てていきます。
GT500の24号車と隣同士のピットなので設営も一体で実施。現役のGT500車両を間近で見れる幸せ・・・
そして車両搬入したら、またアライメントです。
予選までに準備をしつつ、ピット作業&ドライバー交代練習等様々な作業がこなされていきます。車検場に車を搬入し、重量や車高等がレギュレーションに適合しているか検査もありました。レースが始まるまでの準備は思っていた以上に大掛かりなものでした。
いよいよ予選日。まずは午前中のフリー走行です。
レース観戦に行くと、なんとなーく見ていたフリー走行ですがメカチャレスタッフにとってはここが本番な感じがしました。
フリー走行中に、確か4セット程タイヤ交換をしました。ピットインしてきた車両がガレージに戻ったら、タイヤを外して新しいタイヤを付けます。外したタイヤはすぐさまタイヤ担当のメカニックによりエアーチェックされ、メカチャレスタッフはスクレッパーやハケでピックアップ、タイヤカスの除去をします。予選&決勝で使用するタイヤですから緊張しますが、熱いうちに手早く取り除かなくてはなりません。
それにしても走行直後のタイヤ&ホイールは想像以上に熱いです。薄い皮手袋では不十分でした。
センターナット式のホイールをエアーインパクトで装着し、トルクレンチで回し締めます。完了したら、すかさずピットアウトの繰り返しです。
予選が始まり車両がコースに出てしまうと、もう見守る事しかできません。結果は僅か0.1秒差でポールポジションを逃してしまいましたが、フロントロー獲得は流石です。ピットに戻った平峯選手の悔しそうな表情&雄叫びを間近で聞いて、真剣勝負の内側に入っている事を再認識しました。
予選が終わったら決勝に向けて、すぐさまアライメント測定&調整です。
実は予選アタックギリギリまでアライメントを突き詰めていましたが、再度見直しです。翌日の決勝を完璧な状態で迎えられるよう、時間いっぱい使っての調整です。この辺りの姿勢は、本当に参考になりました。強いチームに妥協は無いのだと実感しました。
そして迎えた決勝日。シリーズ最終戦とあって、かなりのファンが詰め掛けているようでした。このタイミングでNPC神奈川の吉原さんやプリンス神奈川のやまださんに激励を頂きました。
NISMOの星さんにも会いましたが、私は仕事中なので写真は撮っていません!でも、NPCの輪を感じて嬉しかったです。写真いっぱい撮りたかったなぁ~。
一番印象的だったのは、決勝前にファンの歓声を浴びながらピットから出て行くマシン見送っている時、自分が触った部分は大丈夫だろうかという不安や緊張が交じり合い、でもとても誇らしいような何とも言い表せない感情でした。他では味わえない独特な空気は、是非若いスタッフにも味わってもらいたいですね。
メカチャレスタッフで記念撮影。短い期間でしたが毎晩飲みに・・・じゃなくて、苦楽をともにしたからか、本当にいい仲間になりました。いまだにグループラインで盛り上がっています 笑
フロントローから優勝を目指して始まった決勝の結果は、皆さんご存知のとおりかと思いますが、まさかチェッカー直前に逆転劇が起こるとは!車両トラブルが無かったら56号車の優勝もあったかも知れませんが、タラレバですね。
是非今後、メカチャレの手が入った車両で優勝やシリーズチャンピョンを獲ってほしいと願っております。
結果に浸るのも程ほどに、撤収作業が始まります。
頑張ってくれたマシンともお別れです。
撤収作業が終わるまで、なんとドライバーが残ってくれていました。チームスタッフは勿論、我々メカチャレスタッフにも握手して労っていただきました。平峯選手、サッシャ選手、素敵過ぎるぜ!
結局最後にミーハー心抑えきれずに写真撮りました 笑 サッシャ王子とも写真撮りたかった・・・
と、こんな感じの1週間でした。他では味わえない貴重な体験をさせてもらいました。全国の日産メカニックに参加できるチャンスがあるので、メカの方は是非手を挙げてみて下さい。
そして、日産自動車はこんな活動もしております。ご親族や友人知人に教えてあげてください。日産メカニックになればこんな経験ができるかもしれませんよ!
NPC松戸の齊藤でした。
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